Daniel Suarez: The kill decision shouldn't belong to a robot
http://www.ted.com/talks/daniel_suarez_the_kill_decision_shouldn_t_belong_to_a_robot.html
SF小説家のDaniel Suarezがロボットに殺人の決定をまかせてはいけない理由を述べています.
すでに無人爆撃機や自動狙撃装置などが実戦配備されている.それらの兵器は人が搭乗していないという意味で無人だが,攻撃を行うかどうかの判断は人間によっておこなわれているため,完全自律型殺傷兵器とは言えない.
しかし,判断のためのビデオデータの膨大化や,ジャミングによる通信妨害などへの対策のために,攻撃の判断を機械に行わせるようになるのは,自然な流れである.
さらに,完全に自律させることで,無人兵器を投入した犯人が誰かをわかりにくくし,匿名攻撃が可能となる.
完全自律型殺傷兵器は,少人数で戦争を開始することを可能にするから危険だ,というのが彼の主張です.
面白いのは,我々の「自律型殺傷兵器のターゲットになるのは途上国の国民では?」という勘違いを否定しているところ.
むしろ,ターゲットになりやすいのは先進国に住んでいる人たちだそうです.
理由は,データ.
先進国の人々が様々な場面で使用している個人情報データ.これをもとに自律殺傷兵器がターゲットを絞り込むことができるからだ.