Teppei Inabaの日記

日々の記録です.

M-1 2020を振り返って

マヂカルラブリーが勝利した2020年のM-1について,今更ながら考察や感想を交えて全体を振り返ってみたいと思います.

 

今年のM-1の準決勝進出者が決まった時点での僕の決勝進出者予想は,以下の通りです.

ニューヨーク、ゆにばーす、インディアンス、滝音祇園コウテイ、錦鯉、金属バット、ニッポンの社長マヂカルラブリー

的中はたった4組ですね.

 

 

また,M-1の決勝進出者が決まったときの僕の順位予想は以下の通りです.

優勝: ニューヨーク

2位: マヂカルラブリー

3位: 錦鯉

4位: 東京ホテイソン

5位: おいでやすこが

6位: 金属バット (敗者復活)

7位: 見取り図

8位: オズワルド

9位: ウエストランド

10位: アキナ

 

 

実際の結果は下表の通りです.Wikipedia - M-1グランプリより [31st Dec., 2020閲覧])

コンビ名 最終
得票
合計
得点







マヂカルラブリー 3 649 94 93 96 90 94 94 88
おいでやすこが 2 658 94 95 95 96 93 93 92
見取り図 2 648 95 91 93 93 93 92 91
錦鯉   643 93 89 92 95 95 92 87
オズワルド   642 92 88 95 93 95 91 88
ニューヨーク   642 94 92 91 91 93 93 88
インディアンス   625 93 90 90 89 85 89 89
アキナ   622 92 85 91 90 87 88 89
ウエストランド   622 92 90 90 86 85 91 88
東京ホテイソン   617 92 86 88 89 85 91 86

 

予想順位と結果の差の絶対値の和を今年の得点とすると,1 + 3 + 4 + 1 + 2 + 4 + 1 + 1 + 0 + 6 = 23点です.来年はこの点数を超えれるように頑張ります.

※特典が同じ場合,順位は自分にとって有利な方で計算しています.例えば,オズワルドは同得点5-6位ですが,僕の予想は8位なので,6位で計算しています.

 

ちなみに,自分の採点は,以下の通りです.

1本目

インディアンス 87

東京ホテイソン 93

ニューヨーク 95

見取り図 84

おいでやすこが 92

マヂカルラブリー 97

オズワルド 91

アキナ 82

錦鯉 89

ウエストランド 83

 

2本目:マヂカルラブリー

こちらは予想とかではなく,自分がどれくらい笑ったかに基づく採点で,各組,審査員が点数を発表する前に決定しています.

 

こうして採点と順位予想を見ると,自分は東京ホテイソンを審査員よりも過大評価して,見取り図を過小評価しているような形です.

 

 

1組ずつ振り返ります.

 

1番手:インディアンス (私的採点:87点)

トップバッターにしてはかなりウケていたと思う.

よく言われているが,インディアンスは早めの出順を得意 [1] としていて,それもよかったと思う.

アドリブ風のくだりが結構あるんだが,敗者復活戦と決勝を連続で見た人の中には「あ,それアドリブじゃなくて台本だったんだ.」と少しがっかりした人もいたんじゃないかと思う.

審査員は準決勝や敗者復活戦を見てなかったと思うので,そこはマイナスにならなかったか.

昨年と違って,噛むこともなく,得意な出順で力を出し切ることができて,大会終了後のインディアンスのお二方の朗らかな表情がとても好印象だった.

[1] スーパーマラドーナ劇場: https://youtu.be/h_RFvxk_elA

 

2番手:東京ホテイソン (私的採点:93点)

前回大会や予選を見る限り,あまり好きなタイプのネタではなかったのだが,この謎かけのネタは個人的にかなり笑ってしまった.

「アンミカドラゴン新大久保に出現」とか,「消しゴムコスコスコスコスパーティ」とか,かなりパワーのあるワードを生み出し,ひょっとして優勝してしまうのではと思ったほどだった.

それなのに,審査員の巨人がネタがわかりにくかったと言われ,採点がかなり低く結果最下位というのには大変驚いた.

あのネタに「頭がついていかない」という評価を与えるのはズレていると思う.

ついていけていないけど,多分そうなんだろうなくらいの理解で笑わないと.

わかりやすさ重視のこれまで通りのネタでは準決勝止まりだったと思うので,今回の点数は残念だったが,この方針で続けて欲しい.

 

3番手:ニューヨーク(私的採点:95点)

ニューヨークのボケとツッコミは自分の想定をいつもちょっと超えてくるところが面白い.

コンビニ→おでんツンツンの流れなんかは,よくそれが引き出しに入っていたなと感心する.

それだけに,巨人の88点ってのはちょっと厳しすぎかなと思う.

ニューヨークは,色々なネタを持っているので,もう一本見たかったが,来年に期待.

忙しくなってネタ作りができなくなるというのが若干心配である.

 

4番手:見取り図(指摘採点:84点)

僕はどうも見取り図の笑いがあまり好きじゃないようで,ボケやくだりに意外性がないように感じ,あまり笑えない.

南ちゃんのスケジュールとか,エミ ネムとか,突拍子がないボケが売りだと思うが,突拍子がなさすぎるところが自分があまり笑わないところなのだろうか.

「おい,鶴瓶!」のところだけは笑った.

 

5番手:おいでやすこが(私的採点:92点)

見た目も笑いの相性も良い奇跡的なユニットだと思う.

言われなければ,元々コンビだったと思ってしまう人も多いんじゃないだろうか.

一つ一つのくだりがそれぞれすごく新しいって感じではないけど,笑ってしまうレベルは超えてくるところに完成度の高さがあり,最終決戦進出も納得できる.

2本目のネタで1本目ほどの勢いを出せていたら優勝していただろう.

 

6番手:マヂカルラブリー(私的採点:97点)

まず,掴みの「どうしても笑わせたい人がいる男です.」でめちゃくちゃ笑った.

その後,しばらく落ち着いた空気になって大丈夫かなと思ったが野田クリスタルが唸りながら走り出した瞬間に期待していた野田クリスタルが来たーって感じで大笑いしてしまった.

上沼恵美子のくだりとか,野田クリスタルのキャラとか,前提知識があることで笑ってしまっているので,単品で見ると同じ評価にならないってところはちょっとどうかなって思ってしまうところもある.かまいたちも指摘している.[2]

上沼の点数を見たときの野田の大きな喜びの表情からの上沼の「え?覚えてない.」の流れは今回の平場で一番面白かった.

[2] かまいたちチャンネル:https://youtu.be/EvTtXNzeVZQ

 

7番手:オズワルド(私的採点:91点)

昨年も大爆笑の後で出て来てかわいそうだったが,今回も同じ流れになった.

多分,M-1対策でツッコミの伊藤さんが力強いツッコミをするようになっていて,それが面白かった.

「こいつ,俺のこと怖がりすぎて,自分のことヒティニキって呼んでる」というくだりはめちゃくちゃ笑った.

その後,採点で松本に「もっと落ち着いたボケを」と言われ,巨人に「はじめからもっと勢いを」と言われ,「完全に意見割れたんですけど!」と伊藤さんが狼狽していたのが面白かった.

個人的には今回くらいの勢いが一番面白いと思うが...

前回と比べてかなり力を伸ばして来た印象があって,来年も期待したい.

 

8番手:アキナ(私的採点:82点)

多分,全く笑わなかったと思う.

富澤には「僕みたいなおじさんに好きな女子のネタは...」と指摘されていたが,おじさんにはハマらないというか,ファン以外はハマらないだろう.

本人たちがおじさんなのに恋愛をテーマにすると言うことが無理がある.

この流れに関して,雨上がりの宮迫が見事に指摘している.

大会開始前に「M-1で受けるネタと劇場で自分のファンが受けるネタは違う」と言う見解を述べ,アキナ終了後に「このネタは自分のライブんではウケてたんやろうな」と指摘している.[3]

採点後の「恥ずかしい,恥ずかしい」の流れもはっきりいって寒い.

芸人仲間には前回のニューヨーク屋敷の松本酷評に対する「最悪や!」と同じように評価されているようだが,それは単なる慰めだろう.素人としては同じようには笑えない.

[3]宮迫ですッ!: https://youtu.be/AWutY0yPkBo

 

ちなみに,このとき最終決戦進出を決めたの小田の「誰を1位にしとんねん!」がめちゃくちゃ面白かった.

 

9番手:錦鯉(私的採点:89点)

わかりやすくて面白かった.

「レーズンパンは見た目で損してる!」ってギャグ,文字にしても全然面白くないけど,塙も指摘している通り,長谷川さんがあのキャラでやるから面白いんだろうなと思う.

モノマネしようとしてみればわかるけど意外とタイミングも難しい.

松本の「パチンコやらないのでネタが入ってこなかった」という評価はちょっと可哀想だなと思う.

パチンコやってなくてもそれくらいは補完できるだろう.

 

10番手:ウエストランド(私的採点:83点)

あんまり笑わなかったけど,話は面白かった.

「お笑い好きな子は仲良しコント師が好きなんだよ.悪口漫才師が好きなやつはこの世にいないんだよ!」など,井口さんの叫びの一つ一つが名言めいていた.

得点は伸びないだろうけど,M-1決勝進出者としてウエストランドがいて,良かったと思う.

 

 

以上.

優勝したときの野田クリスタルの涙には感動しました.

 

近いうちに来年のM-1の予想もしてみたいと思います.